布施 洋
技術部 金型課
時代に必要とされる魅力ある製品の開発。
先輩やチームの仲間たちと問題解決に取り組みます。
金型製作に係わる全般的な業務を担当しています。
お客様から発注頂いたモーターコア等の図面から、製作可能な形状やスペックを打合せしてお客様と製品図面を創り上げます。そのコア図面から金型設計を行い、営業部、品質保証部、プレス製造部や金型課内のメンバーと打合せをして金型図面を完成させます。その後は金型部品一つ一つを社内加工や外注加工の手配や指示を行います。そうして集まった部品を組み立てて金型を完成させ、プレスにて試抜きをし、場合によっては手直しを施し、お客様が満足する製品をお約束した納期までに提供します。
地元である岐阜・大垣を離れて一人暮らしを経験し、地元の良さや魅力を再認識し、大学で学んだスキルを地元に還元したいと思いUターン就職をすることに決めました。しかし私が就職活動をしていた2000年は、超就職氷河期といわれた時代でもあり、しかも私のUターン就職に対する認識の甘さもあって就職活動は難航しました。そんなときに、父に城山産業を紹介してもらい、城山産業の安定した経営基盤、会社の将来性に魅力を感じたことと大学で学んだCAD/CAMを生かせると思い入社を希望しました。
お客様とお約束した納期を守ることは一番大事なことだと考えていますが、その納期が年々厳しくなっています。その対応にはいつも苦労しております。あとは城山産業の強みでもある大型のモーターコアですが、大きくなればなるほど想定外のことが発生します。金型が完成し、いざ試抜きをしたら思いがけない製品スペックのNG箇所が出てくることもあります。ただ、その苦労を諸先輩方やチームの仲間たちと意見を出し合い解決に導いていく事にやりがいを感じています。
1997年に初代プリウスが販売されてから、爆発的にハイブリットカーが普及し始めました。車も電気で走る時代です。もちろん車だけでなく、様々な分野で高性能なモーターが利用されております。その主要部品であるモーターコアの製造に強みを持つ城山産業の将来性は間違いないと思います。私が入社した頃は、ニッチ産業と言われておりましたが、今は様々な会社が参入してきています。しかし城山産業には70年の歴史(2016年時点)と蓄積られた技術があります。それはどこにも負けない魅力だと確信しております。
城山産業のホームページを見て頂いているということは、ものづくりに興味のある方だと思います。大事なのは、実際にものづくりを行っている工場を見学し、職場の雰囲気や人に直接触れる事です。あと特にUターン就職を希望されている方は、しっかり計画を練って行動して、万が一、日程が合わなくても熱意があれば多少の図々しさも許されると思います。縁があって城山産業でいっしょに仕事ができることを楽しみにしています。